元看護師のわたしが、うつになったら退職をすすめる3つの理由 - マコdiary

元看護師のわたしが、うつになったら退職をすすめる3つの理由

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今回は、

など、

看護師の私がうつになった経験から

うつになったら退職をすすめる理由とその後について

お話しようと思います。

この記事を書いたのは、

マコ

元看護師(勤務歴12年)。

激務により体調不良・肌トラブルになった経験をもとにブログを執筆中。人の健康をみつめてきた看護師の目線を折り込みながら、健康やお肌・働き方に悩む方に寄りそえる記事を目指しています。

現在1児のママとして育児に奮闘中。

マコdiary運営者。

理由①身体をとことん休ませる必要がある

休む

うつの症状は個人差がありますが

身体が思うように動かない人が多いのではないでしょうか。

そのぐらい身体も脳も疲弊しています。

なのでとことん休む必要があります。

無理をしてはいけません。

期限は無期限。

必要な手続き(診断書、休職届、傷病手当申請自立支援医療申請など)が終えたら

安心して身体を休められる環境に身をおきましょう。

例えば、

・一人での生活が不安なら実家へ帰る。

・パートナーや恋人に甘えられるならその人と一緒に住む。

・一人でゆっくりがいいなら一人で暮らす。など…

また、身体が思うように動かないので

食品や日用品のお買い物もしんどくなると思います。

ネットショッピング宅配を利用するといいですね。

当時は今みたいに

ネットスーパーや宅配が充実していなかったので

お買い物が本当に苦痛でした…。

<ネットショッピング>
楽天西友ネットスーパー
イトーヨーカドーネットスーパー
イオンネットスーパー

<宅配>
①ナッシュ(冷凍弁当)
生協の夕食宅配

そして、

定期的に診察に行く必要があるので

通いやすい心療内科クリニックを選ぶと

身体の負担が少なくて楽ですよ。

とにかく身体を休ませることに専念しましょう。

理由②在籍していると「早く治さなきゃ」と焦りを感じてしまう

休職は休んでるけど雇われている状態。

休職中はお給料が発生しません。

そのために傷病手当金という制度があるのですが、

その手当も全額ではありません。

生活のことを考えると

『早く職場に戻らなきゃ!』と思ってしまいますよね。

わたしもそう思っていました。

そして、

現場はもともと忙しいから

一人スタッフが抜けるだけで

どうしようもないくらい忙しくなる。

心身ともに過労状態。

ギリギリのところで患者さんを守ってる。

現場をよく知っているからこそ

『早く戻らないとみんなに迷惑をかけちゃう!』と

思ってしまいますよね。

わたしもそう思っていました。

今となって思うのですが、

この焦りが

かなり心の負担となっていました。

わたしは症状が安定することはなく、

内服量は多いままでした。

理由③ストレスの原因となった場所からすぐ離れた方がいい

理由①と②につながることですが、

うつの原因になった場所や環境にまだいるからこそ

色々考えてしまうのだと思います。

実際にわたしも休職中は

職場のみんなの負担のことが気がかりで

急いで回復しなきゃ!と焦っていましたが

焦れば焦るほど身体が動かなくなるという悪循環でした。

しかし、

ここから離れたら

回復と悪化をくりかえしながらですが

内服量はグッと減っていき

看護師として働こうと気力と体力が戻ってきました。

無事に再就職が決まって

働けるようになった時は、

環境を変えるって大切だなと実感しました。

また、うつになった原因である

職場や人間関係がある同じ場所に戻ったとしても

再び強いストレスにさらされるので

得になることなんて一つもありません。

ストレスを増幅させるだけ。

残りわずかな体力と時間がもったいない。

なので、

再びそこに戻ることは考えなくていいと思います。

それにあなたをこんなにも過労状態にさせた職場に

戻ってやる義理はありません!

*傷病手当金を詳しく↓

*自立支援医療制度を詳しく↓

うつになった場所から離れてからのわたし

参考になるかわかりませんが、

うつになったわたしのその後をお話ししたいと思います。

実家に帰る

うつになった職場を退職したわたしは、

職場の寮で暮らしていたので

寮も退去し

実家へ帰りました。

実家ではほんと何もせず

通院、内服、食べる、眠ることだけしていました。

看護師として再就職する

そんな生活を約1年ほどつづけ、

一時期体重が10㎏減って

ほんとにしんどかった…。

その後ゆっくりと体重が戻ってきて、

リハビリとして

他職種のアルバイトを

約半年ほど経験しました。

そしてついに

看護師として再就職できました。

アルバイトの経験がよかったのか、

『看護師として働きたい!』とより思えたので

体力と気力が戻っていたのだと思います。

治療を続けながらはたらく

しかし看護師として再就職しても

通院と内服は続いていたので

完治はしていない状態。

なのでストレスに少しでもならないであろう

『日勤のみ、自分が経験した診療科、通いやすい』

という条件で職場を探し、

そこに就職することができました。

それからの職場選びも

ストレスにならない条件は守って探しました。

看護師は日勤のみになると

途端にお給料がグッと減りますが

だけど身体も心ももう壊すまいと

お給料のことは求めすぎず働きました。

再びうつに…

そして数年間は薬を飲まず

安定してた日々を送っていたのですが、

ある職場で日勤だけなのに

12時間労働が常習化している職場に当たってしまい、

うつが再発してしまいました。

治療を再びはじめ、

コロナをきっかけにそこを退職し

現在フリーランスとして活動しています。

まとめ

風景 晴れやか 空 

うつになるとほんと辛いですよね。

うつを再発し

今も治療している自分が信じられないくらいです。

こんなに長期になるとは…。

だけどうつになって

ストレスというものを学び、

そのストレスをどう対応するか

自分なりに学び、

そして今も学んでるところです。

看護師は社会でなくてはならない職業ですから

仕事先は無くなりません。

だから焦らず、

うつになったら、

原因になったところから離れて

体力と気力が戻るまで充電しましょう。

あなたが輝ける職場は必ずあるので大丈夫ですよ。

病気をして自分を見つめ直すきっかけになり、

こういう経過をたどった人がいるんだと

あなたの参考になれば幸いです。

それではまた。

愛をこめて

マコ