うつになったわたしが
妊娠発覚するまでのお話です。
自分なりの不安と葛藤しながらの記録です。
最後まで読んでいただけたらなあと思います。
この記事を書いたのは、
マコ
元看護師(勤務歴12年)。
激務により体調不良・肌トラブルになった経験をもとにブログを執筆中。人の健康をみつめてきた看護師の目線を折り込みながら、健康やお肌・働き方に悩む方に寄りそえる記事を目指しています。
現在1児のママとして育児に奮闘中。
マコdiary運営者。
独身時代は仕事とうつの治療で精一杯
は20代(独身時代)の時、
わたしは看護師として働いていました。
看護師として働き始めたら
数年後にうつになり、
治療に専念するために
退職しました。
回復してきたら
他の病院へ再就職するのですが、
多忙でまたうつを再発したりと
とても安定とはいいがたい
20代を送っていました。
プライベートでは、
時々恋人はいても長く続かず。
仕事にはやりがいも感じてはいたけど、
それ以上に
うつがなかなか治らない自分に
落ち込んでいました。
夫との出会い
そんな中、
わたしをみかねた親戚が
彼を紹介してくれました。
後に結婚するのですが、
彼は本当に子ども好き。
彼とは結婚前から
子供についても色々話をしていて
わたしもできたら
子供はほしいと思ってはいましたが
私には不安材料がいくつかありました。
不安材料とは
ズバリ、
年齢と仕事と
うつによる不妊の不安です。
彼と出会った年齢は30歳。
結婚前は
うつの再発によって、
正社員で働くことが困難になり
雇用形態を
正社員から非正規雇用に
変更したばかり。
雇用形態を変えて
身体に大きな負担をかけずに
働けるようになったので、
しばらくはこれで
仕事を頑張りたいと
思っていました。
またうつ治療は、
ざっとみても
5年は継続している状態。
内服薬の量は
増えたり減ったりのくり返し。
仕事が忙しくなったり
ストレスコントロールが上手にできないと
症状が強くでるなど
不安定すぎて
子どもを授かることができるような
元気な状態ではありませんでした。
それに私は以前から
つらい不妊治療をしてまで
子どもがほしいとは
思っていませんでした。
結婚前に
これはお互いにとって
大事なことだと思っていたので
私が不安に思っていることを
彼に全て話そうと思いました。
彼の反応は…
不安に思っていることを
彼に少しずつ話してみました。
子ども好きの男性には
酷な話かもしれない。
がっかりさせるかもしれないし、
怒りだすかもしれない。
でも、
子どもは奇跡の連続で授かるもの。
当たり前にできるものじゃない。
私は生涯のパートナーになる男性には
価値観のすり合わせを
しておきたかったのです。
話の最後に、
「子どもが絶対にほしいなら、
(不妊の)リスクのある私じゃなくて
健康で若い子を選んだ方がいいよ。」
と伝えました。
彼は少し考えた後に、
「確かに不妊治療は大変そうだよね。
もし子どもができなかったら
二人で犬とか飼って暮らそう。
子どもができないからって別れたりしない。」
と言ってくれました。
この言葉を聞いて
彼に思い切って話して
よかったと安心できましたし、
「この人だ」と思いました。
入籍後の生活
入籍後いっしょに暮らしはじめ、
お互いの仕事や
生活のあらゆることを
すり合わせしていきながら
数年が過ぎました。
その間も体調は不安定で、
内服薬の量が増えたり、
症状が強くでたりしていました。
自分のコントロールで精一杯なのに
子どものことなんて考えられません。
わたしの周囲は
挨拶するように
『早く子どもをつくれ』
と言い放ちますが
無理なものは無理。
それに心療内科の主治医も、
「子どものことよりも
ご自分のからだの方が先でしょう。」
と言われるくらい
私自身の体調が優先でした。
ただ、
自分の味方(夫)がいる心強さがあるおかげで
すこーしずつですが、
元気を取り戻していきました。
転機が訪れる
仕事とうつの治療を
頑張って過ごしていたある日、
わたしの事情を知っており
わたしの職場に出入りしている医師から
「今飲んでる薬が
本当に妊娠に影響があるか
調べてみたら?」
と『妊娠と薬情報センター』を
紹介してくれました。
今までは
「薬を飲まないでいいようになるまで妊娠は…」と
主治医から言われていたし
わたし自身もそう思っていたので、
本当に妊娠に影響があるか…
なんて調べようと思っていませんでした。
妊娠と薬情報センターが気になって
帰宅して早速調べてみると、
指定の書類(HPからダウンロード)に記入をして
料金は切手代のみ負担して送付すれば
後日返答を
主治医からや
指定の外来などで
聞くことができるとのこと。
病院受診よりも
かなり安い料金で返答してくれるので
やってみたいと思い、
その日に夫に相談し
そして後日主治医にも
直接話をしてみました。
そしたら夫も主治医も
是非書類送ってみて!
と前向きだったので、
必要書類や切手をそろえて
郵送しました。
妊娠と薬情報センターの回答
後日、
「1週間後くらいに
書類が主治医のもとに返答の書類が届きます」と
センターから連絡があり
数週間後に
主治医のもとを訪れました。
結果は、
「影響はゼロではないけと、
思ってたほど妊娠には影響はでないみたいだね。」と。
それを聞いてホッとしました。
調べてみるものですね。
だけど、
「薬を全く飲まない方がいいのは変わりないから、
これからも減らしていくのは続けましょう。」と
いう結論にいたりました。
妊娠と薬情報センターの回答で、
『薬を飲んでいるから妊娠に影響あるんじゃないか…』
という不安は、
少し払拭できました。
*現在、紙の問診票の受付は終了し、web問診での受付になっています。
*2022年4月1日以降の相談は、お近くの拠点病院の相談外来を受診して結果報告を聞く流れになっています。
詳しくはこちらへ
コロナが蔓延の中…
それから数か月後に
コロナウイルスが蔓延。
緊急事態宣言がでて
職場が休業になることで
職場とスタッフ間で
もめることが多くなっていきました。
そのストレスの影響なのか、
吐き気がでてきました。
うつ症状とも考えられたので、
ストレスが過剰にかからないように
ゆっくりと休んでいたのですが
全く治まりません。
お腹が張ったような違和感(実際は張ってない)もでてきて
「なんなんだこれはあ!!」
とイライラしていました。
仕事の日も
吐き気とお腹の違和感が強い状態で
働かなきゃならなかったので
きつかった。。
様子をみていたら予定の生理がこない。
「…もしかして妊娠した?」
そんな期待と不安が入り交じり、
夫と相談して
予定の生理期間後に
妊娠検査薬を購入しに行きました。
判定は…
すごくうっすい線が現れました。
疑陽性?
ネットで調べても
確定ではなさそうだったので、
もう一週間後に
再検査してみることに…。
一週間後の結果は…
再検査するまでの期間にも
様々な症状がでてきました。
・息苦しさ
・立ちくらみ(人生で初)
・微熱
がでてきて
調子が悪くなる一方でした。
これらの症状を抱えながら
一週間耐えて
そして再検査をしました。
結果は…
しっかりと陽性!
人生初の陽性!
驚きと
ドキドキと
緊張と
うれしさがこみあげてきました!!
「私妊娠したんだ!」
私の身体のなかで
奇跡が起きました。
まとめ
うつの治療をしながらの妊娠…は
長く暗いトンネルのなかを
くぐってる状態に感じます。
そんな中
医師から教えてもらった
妊娠と薬情報センターへの相談は
とても心強かったし
安心しました。
もし何か
薬のことで
妊娠が不安でしたら
一度専門機関に相談してみてください。
あなたの不安が
少しでも和らぐことができますように…。
それではまた。
愛をこめて
マコ
(次回の話:私の産婦人科の選び方【独特です】を読む)